Note

【 靴のケア方法・シューツリーについて 】

Post Productionの革靴は、丁寧に履いていただければ10年でも20年でも愛用していただけます。長く付き合っていただくためのお手入れについて、ごく初歩的な要点をご案内いたします。月に一度程度、手入れを通じて靴をいたわってあげてください。

ご用意いただくもの

  • 馬毛ブラシ(毛足の長いもの)
  • 豚毛ブラシ
  • 靴クリーム(瓶入りの乳化性クリーム)または革用のオイル
  • ウエス(布)

ケアの手順

  1. まずは、毛足の長い馬毛ブラシで革についた埃や汚れをサッと払います。土踏まずやコバなどの細かい部分まで、入念にブラッシングしてあげてください。
  2. 目立つ汚れがあるときは、ぬるま湯でおしぼり状にしたウエスで優しく拭き取ってください。少し色が落ちることがありますが、同色のクリームで補色できます。
  3. 指先ほどの量の靴クリーム(またはオイル)をウエスで薄く塗り広げたあと、豚毛ブラシで全体をブラッシングします。クリームを均一に広げるとともに余分なクリームを取り除くイメージです。光沢を出そうとして無理に磨くのではなく、革が潤うことで自然と出てくる艶を大事にしていただきたいです。

シューツリーと保管について

靴の過度な型崩れや、それに伴う革のダメージを防ぐのにシューツリーは効果的です。ただし、Post Productionの製品は他社に比べて踵を小さくつくっていますので、踵部が太くなっているシューツリーの使用はお控えください。

バネ式のものよりもネジ式などの段階的にサイズを調整できるものが便利です。木製のシューツリーは高級感がありますが、それらで吸湿性をまかなうことはおすすめしません。吸湿・放湿のためには、ツリーを入れずに底面を浮かせて1日陰干しするほうが確実です。1日履いた後は一晩置いて、翌朝にツリーを入れてあげるくらいがちょうどいいです。

もちろん、連日同じ靴を履かずにローテーションすることが重要です。

お気をつけください

  • 革のお手入れはお肌のお手入れと同様に、乾燥にご注意ください。
  • 乾燥した状態で履き続けると、革のヒビ割れなどにつながります。
  • 雨に濡れた際は、靴底を浮かせた状態で陰干しして、乾燥後は油分が抜けているため必ずクリーム等で保湿してください。靴底を接地させたまま放置するとカビの原因となります。

実際にどのようなケア用品がいいかはこちらの記事にてご紹介しております。