Note

ざざっと最近の、黒以外の。

半年に1回の展示会が終わったあとくらいゆっくりしたいと思っていたら1ヶ月過ぎる罠が…
って話を半年前も書いていた。

この間にお店のオーダー、個人オーダー含めて作っていた黒カーフ以外のものをまとめてご紹介。

もちろん靴(特にローファーやスリッポン)が好きなわけですが、それ以上に革という素材が好きなので、良い革があったら使いたい。
結果絞りきれず展示会/受注会ではそれなりの選択肢があります。

写真バラバラだけどご愛嬌で。

Mil-Dress Calf Dark Brown ¥68,000+tax →Loftman B.D. →REUTER

Mil-Dressでは定番のフレンチカーフに新色のダークブラウン。
めちゃくちゃいいエイジングをしてくれそうな革質です。履きシワとともに色の濃淡がついてくるのが楽しみです。

Mil-Dress Oiled BabyCalf BLK ¥74,000+tax →HUUKU

22FWから採用しているこのオイルドベビーカーフ、とてもいいです。
国産のベビーカーフは薄く仕上げられたものが多い中、こちらは十分な厚みがあります。
タンニン鞣し+オイルを含浸させてあるので、ギュッとモチッとした感じ。
当然ながら成牛のオイルドとは全然違う、繊細さを併せ持ったハードボイルドさ。ジョン・ウィックです。

Cobra Vamp Fur Seal×Calf Dark Brown ¥76,000+tax →MusterWerk

これまたセンスの良い色合いでのオーダーでした。
あとにも続きますが、オットセイ革はブラウンとアイボリーのツートーンに染まっているので、ボディにくる革によってどちらの色を拾って見えるかが変わってくる。
今回はボディにダークブランのカーフを持ってきているので、オットセイもブラウンが強調されて見えますね。
すっかり秋めいた色味で、大人の渋みを感じさせつつも、まろやかな感じにまとまりました。

Norm FurSeal Good-year Edit ¥105,000+tax →RAZE

靴単体でみるとなかなか迫力のあるオットセイを使用したNorm。
先程のコブラヴァンプとは打って変わって、こちらはソールのシャンパンカラーを拾って、ブラウンよりも明るい印象です。
靴単体の迫力も、スタイリングの中ではおとなしくおさまっています。アースカラーのパンツだとより一層馴染みよく。

RAZEオーナーの冨山さんから、またとない靴を作りたいというというオーダーでした。
ビンテージのアメリカ靴なんかでたま〜に全体アザラシ(毛無し)のレザーシューズを見ることがあるけど、近年の靴メーカーが作っているのは見ないです。
オットセイも野生の動物なので小キズが多い。それに大きさもベビーカーフより一回り小さく、Normほど1ピースの大きいパターンで作るとなると1枚の革から1足とれるかどうかといった具合で大変でした。
革自体はやわらかく馴染み良いのが特長ですので、ぜひ足入れしてみてください。

受注会スケジュール

10/21 – 10/23 @NOTHING 札幌市
10/29 – 11/6 @REUTER 福岡市
11/12 – 11/13 @COELACANTH 青山

11月以降もまだまだありますのでお楽しみに。