Note

dune とMil-Boots

先週のNOTEで「まだまだ残暑が続きますので」って書いていたら冬になりました。
こんなことあるんですね。一気にアウター活躍中です。

ついにDUNEが公開されて、2週連続で池袋IMAXしてきました。
007しかり、DUNEも1年待ったのでね。
他IMAX使用作品とは比べ物にならないくらい池袋でこそ観るべき作品でしたね。東京近郊にいる以上、IMAX×ハンス・ジマー=池袋。

ドゥニ監督はどこまでいってもドゥニ。DUNEと書いてドゥニと読んでいいんじゃないかと思うくらい。
贅沢な画作りは見応えがあって、物語は古典なので一旦置いておいて、とにかく映像と音をとにかく贅沢に魅せてくれたので最高でした。

でも、5分ちょっと遅刻したせいで、冒頭のとてもとても観るべきところ観れてないという悲劇が。
なのでもう一回観に行きます。

全てのSF映画がこのくらいゆったりと観れるものであればいいのに。

で、こちらはこちらでお待たせしてしまっているサイドゴアブーツ。
Mil-Boots
ミルブーツ。

このブーツを作るまで、僕自身はブーツを履くことはあまりなくて、なんせ紐結ぶのさえ嫌なのに編み上げのブーツなんて履けるわけもないし、サイドゴアブーツってなんか鈍臭いシルエットのもの多いし、いまいち馴染まなかったんですよね。
同じようにブーツ全然好きじゃない方も少なからずいると思う。そんな方はぜひMil−Dressを。

でもいつか作ってみたいものではあって。自分が履きたい要素を集めて作るべきだなと。
そして今年の1月頃からこのMil−Bootsを試作して、履いてみて、足首の暖かさってのはいいもんだなと。
そのあたりはこちらに書いてます。

なにせカッコいいものを作りたい。カッコいいブーツってなに。
筒(シャフト)が細いブーツでしょと。
でもって尖ってないやつでしょと。
そして窮屈で痛くならないやつでしょと。

まずこの革を見つけられたことはなにより大きい。Mil-Dressでも触れたけど、基本となるこのカーフを見つけられなかったらなかなかやろうとは思えなかった。
ブーツも取れるくらい大判で、厚みがあって、それでもパキパキと堅くない。もっちり感のあるカーフ。

筒を細くする以上、少し足は入れにくい。でもゴムを大きく下と前方向に特徴的な形にしてあるので、体重を乗せて足を落としてくれればストンと落ちるはず。
そのときは後ろのストラップを優しくつまんで。
「優しく」って言ってるのに乱暴に力いっぱい引っ張ってしまう あわてんボーイもいると思う。
007を観た後なんかにはそれはもう、玄関のドアを開けるやいなや力任せに…
そんな男らしさを勘違いした男の子たちのためにストラップは革の貼り合わせ仕様&履き口にこれでもかと縫い付けてある。
引っ張りすぎるとステッチはほつれますが、千切れはしないはず。(変な方向に力を加えると千切れます)
あくまでも「優しく」
いつでも優しく接する人でありたい。そんな願いをこのストラップから受け取ってほしい。

来年もサイドゴアブーツは継続したいけど、仮にまったく同じ作りにしても値段は結構上げざるをえないと思います。特にいつもながら底周りの美しさ、とそのための手仕事…がありながら、価格をかなり抑えたので、買うならイマ。

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model: Mil-Boots
material: Calf
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【年内の受注会予定】
※変更になる可能性アリ
10/30-11/7 loftman B.D. 京都
11/12-11/14 LOLO 仙台
11月末頃 東京
12月 福井